監修:渡邉ヒロキ 元自動車メーカー勤務/現トヨタ系ティア1エンジニア/1級自動車整備士資格保有者

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「エンジンがかからなくなった」「車検に通らない」「事故でボロボロになった」——そんな状態の車を前に、「もう廃車にするしかない、お金を払って処分するしかないか」と諦めていませんか。

整備現場で長く働いてきた立場からお伝えすると、その判断は早い可能性があります。走行不能・10年超・事故車であっても、廃車買取業者に売れば1〜30万円の買取価格がつくケースは珍しくありません。

この記事では、廃車でも値段がつく理由と仕組み、廃車買取と通常買取の違い、そして整備士が教える「廃車と判断する基準」と業者選びのポイントを解説します。

【この記事で分かること】

  • 廃車でも買取価格がつく理由(解体パーツ・輸出の仕組み)
  • 廃車買取と通常買取の違い
  • 整備士視点での「廃車になる車」の判断基準
  • 廃車買取業者の正しい選び方

【早見表】廃車買取におすすめのサービス

サービス特徴対応エリア
カーネクスト走行不能・事故車・水没車も0円以上で買取全国
MOTA車買取上位3社のみが連絡・電話が少ない全国

※ 廃車予定の車は、まずカーネクストへの無料査定依頼がおすすめです。


廃車でも買取価格がつく理由

多くの方が「廃車 = 費用がかかるもの」というイメージを持っていますが、実際には廃車状態の車にも市場価値があります。その理由は大きく2つです。

パーツ(中古部品)としての価値

整備工場で働いていると、中古部品の需要がいかに高いかが分かります。車は数千点以上の部品で構成されており、エンジンや足回り、電装部品、ガラス、エアコンなど、外装がボロボロでも内部の部品が生きていれば市場に出回ります。

廃車買取業者は買い取った車を解体し、使える部品を選別して中古部品市場に流通させます。古い車でもトヨタ・ホンダ・日産の国産車であれば部品需要は根強く、年式が古くても状態が良い部品が多ければ、解体後の利益が大きくなるため買取価格が高くなることがあります。

部品カテゴリ中古市場での流通価値
エンジン・ミッション高い(状態によって数万〜数十万円)
電装部品(ECU・センサー類)中程度(適合確認が必要なため)
外装部品(バンパー・ドア)状態次第で高い
ガラス・内装割れていなければ一定の需要あり

スクラップ・輸出としての価値

部品としての需要がなくても、車そのものの金属(鉄・アルミ・銅など)がスクラップとして売れます。鉄スクラップの市況は変動しますが、2026年現在は比較的高め(1トンあたり4万〜5万円前後)で推移しており、普通乗用車1台が約1トンとすると、それだけで一定の価値があります。

また、古い日本車は東南アジア・中東・アフリカ諸国で部品取り車として輸出されることも多く、日本では廃車扱いでも海外では需要があるケースが少なくありません。


廃車買取と通常買取の違い

「廃車買取」と「通常の車買取」は、対象車の状態・買取業者の種類・査定の考え方において大きく異なります。

対象車の違い

通常の車買取業者(MOTA車買取・ズバット車買取など)は、自走できて車検が取得できる状態の車を主な対象とします。一方、廃車買取業者(カーネクストなど)は以下のような状態の車も引き取ります。

状態通常の買取業者廃車買取業者
走行不能(エンジン故障)基本的に不可対応可
車検切れ・抹消済み限定的対応可
事故車・全損車基本的に不可対応可
10年超・高走行距離査定額が極めて低い部品価値で査定

査定の考え方の違い

通常の買取業者は「その車がそのまま走れる状態でいくらか」という中古車市場価値で査定します。廃車買取業者は「解体後の部品・スクラップとしていくらになるか」から逆算して買取価格を決めます。

そのため、同じボロボロの車でも廃車買取業者の方が高い価格を提示することがほとんどです。廃車状態の車を通常の買取業者だけに査定してもらっても、本来の価値を引き出せない可能性があります。


整備士視点:廃車と判断される基準

整備士として多くの車を見てきた経験から、「廃車レベル」と判断する基準をお伝えします。ただし、あくまで目安であり、最終的には業者の査定で確認することをおすすめします。

エンジン・駆動系の状態

  • エンジンの焼き付き・水没による内部破損 — 修理費が車両価値を大きく超えるケースが多い
  • ミッション(ATやCVT)の重大故障 — 部品代だけで30〜80万円になることもあり、廃車の検討ラインに入る
  • タイミングチェーン・タイミングベルトの破断によるエンジン内部損傷 — 修理はほぼ不可能か、費用対効果が合わない

車体・フレームの損傷

  • フレーム(骨格)の曲がり・歪み — 修復歴ありとなり中古車価値が著しく下がるうえ、安全性の問題もある
  • サビによる下回りの腐食 — 東北・北海道などの塩害地域で見られる。フレームまで錆が進行すると車検不合格になる

費用対効果の判断

整備士として一番重要なのは「修理費 vs 売却額」の比較です。

修理費の目安判断の目安
20万円未満車の状態次第で修理も検討
20〜50万円廃車買取 vs 修理を慎重に比較
50万円超廃車買取を優先的に検討

廃車買取業者の選び方

廃車状態の車を売る際、業者選びで損をしないためのポイントを解説します。

1. 複数業者への一括査定を活用する

廃車買取でも、複数業者に査定してもらうことで価格差が生まれます。同じ車でも業者によって10〜20万円の差がつくことがあります。カーネクストのような廃車専門業者に加え、MOTA車買取のような一括査定サービスで複数社の見積もりを取ることが基本です。

2. レッカー費用・手数料を確認する

走行不能車の場合、業者がレッカーで引き取りに来ますが、その費用が発生する業者と無料の業者があります。事前に確認し、総額で比較することが重要です。

確認すべき費用項目注意点
レッカー費用無料の業者多いが距離によっては有料の場合も
廃車手続き費用業者が代行する場合、手数料の有無を確認
引き取り日程即日対応できる業者かどうか

3. 廃車証明書の発行を依頼する

廃車後は「抹消登録証明書」(永久抹消の場合)が必要です。自動車税の還付手続きや保険の解約に必要になるため、業者に廃車手続き代行を依頼する場合は証明書の発行を必ず確認しましょう。

4. 口コミ・実績のある業者を選ぶ

廃車買取業者の中には、買取後に連絡が取れなくなったり、後から費用を請求してくるケースも報告されています。業界歴が長く、口コミや実績が確認できる業者を選ぶことが安心につながります。


まとめ

廃車状態の車でも、パーツ・スクラップ・輸出需要から一定の買取価格がつきます。「修理代が高すぎる」「走らなくなった」と感じたら、まず廃車買取業者に無料査定を依頼してみることをおすすめします。

複数の業者に見積もりを取り、レッカー費用・手数料などの諸条件も含めて総合的に判断するのが賢い選択です。処分費用を払う前に、一度査定の価値は十分あります。


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